いつも
花火のある
風景

春が来ると毎年行われる岡崎の「家康行列」。その行列の見せ場となるのが、終着地の河川敷で楽しめる鉄砲隊の演舞と大のし花火です。昼間の花火は夜の花火とは異なった色を出すように作ります。

夜空が舞台の打ち上げ花火に対して、より観客に近い地上で見れるのが仕掛け花火。文字や絵が現れる枠仕掛け花火やナイアガラの滝などがあります。夏の花火大会、現場は緊張の1日です。

秋になると村の秋祭りがここかしこで行われます。祭礼の奉納花火として「火ひん」と呼ばれる小さめの手筒花火を仕込みます。地元の有志らが火の粉を浴びる情景はとても幻想的です。

冬の柔らかな日差しを浴びて、化粧前の花火が並ぶ光景はとても清々しいです。熟練の職人が作る国産の花火。変わらない良さと進化する技術がそこにあります。